建築家/ SUPPOSE DESIGN OFFICE 吉田愛
監修「plate 245」
【使用上のご注意】
電子レンジ:可能
食洗機:可能
オーブン:不可
直火:不可
IHクッキングヒーター:不可
「plate 245」は機能がデザインとなる形を追求したシンプルで美しいお皿です。土や釉薬に少しニュアンスの出るものを使用しており1つずつ微妙に表情が異なるところを楽しんで頂きたいです。
[吉田愛よりコメント]
数年前に設計事務所内にキッチンを設け「社食堂」という食堂を始めました。お店の看板メニューとなるオリジナルカレーを考え始めてから、様式なんてものに捉われることなく無限の組み合わせで進化するカレーという小宇宙に魅了されました。そんな私が使いたいカレー皿とは、どんなカレーを盛り付けても“美味しい風景”を生み出し機能がデザインとなるニュースタンダードな形。鉄粉入磁土のマットな質感を残した底面と釉薬で仕上げた滑らかな質感のコントラスト。ソリッドな外側のカットに対しスプーンの形に沿う曲率を用いた内側の柔らかな曲線。自然な重なり具合が生まれるテーパーの角度によりスタッキングされたお皿自体がキッチンを美しく彩る要素になるよう設計しています。「見る、触る、盛り付ける、食べる、収納する」といった一枚のお皿にまつわる様々なシーンにおいて“用の美”を感じる、どんなお料理にも合い日常に豊かな表情を与えるお皿です。
「zen to」とは
2020年にスタートした[zen to(ゼント)]は、日本有数の陶磁器の産地である長崎県波佐見町で1917年に創業した老舗・株式会社 中善のオリジナルブランド。
同社の創業100年を機に、肥前地区(長崎、佐賀の焼き物産地の総称)の技術とその可能性を次世代に伝えるべく、日本を代表する陶磁器デザイナーの阿部薫太郎氏をブランドディレクターに招聘して、「多様な嗜好に応える、多様な個性」をブランドコンセプトに2020年に誕生した。その第1弾として、クリエイター監修による「カレー皿」をリリースすることに。